最近はリモートでの業務をする方の増加に伴い、1〜2畳ほどの「極狭書斎」をつくる方が非常に増えています。
集中できる“自分の部屋”として理想的ですが、迷うのがエアコンを付けるかどうか。
結論としては、
書斎が独立した個室で、廊下と直接つながる間取りの場合は、基本的にエアコンを付けた方がいい
というのが最近書斎付きの高気密高断熱平屋住宅を建てた筆者の意見です。
理由を、実体験を交えながら解説します。
前提条件
この記事は、以下のような書斎を想定しています。
- 書斎はよくある寝室からの続き間ではなく、廊下と直接つながっている独立個室
- 筆者宅の書斎は 1.75畳(超・極狭)
- 換気は、トイレと同じタイプの換気扇方式
- “書斎内にエアコンを付けるかどうか”を新築で検討している
理由1:換気扇があっても温度調整はほぼできない
極狭書斎にはトイレと同じ24時間換気用の換気扇がついているケースが多いです。
筆者も、「もしかすると換気扇だけで廊下と同じ温度になるのでは?」と期待していました。
しかし実際には…
夏:パソコンの排熱が加わり暑い
扉を閉めてしまうと熱がこもり、パソコンの排熱も相まって集中できる環境ではない状態に。
冬:夏よりはマシだが肌寒い
換気扇があるとはいえ、冷気も熱気もそのまま残りやすいのが極小空間の特徴です。

余談ですが、狭い書斎はエアコンの有無にかかわらず換気は必須です。
CO₂濃度が上がりやすく、眠気/集中力低下を引き起こします。
理由2:書斎のエアコンは「廊下の冷暖房機」としても使える
「書斎だけのためにエアコンを付けるのはもったいない」
という方も多いですよね。
しかし、筆者宅では扉を開けた時にエアコンの風が廊下方向に抜けるよう計画していたため、
書斎のエアコンが廊下の冷暖房も兼ねるというメリットが得られています。
廊下が暑い・寒い家は意外と住み心地に影響しますが、廊下用にエアコンを設置する家は少ないと思います。書斎のエアコンがそれを改善するなら、十分に価値があるでしょう。

友達が遊びに来るなどの来客時に書斎は使用しないので、扉を開けて廊下を冷暖房し快適な空間にしています。
注意点:エアコンの位置は間取り計画時に検討しておきましょう
新築計画時に次の2点を考えておくと後々ラクです。
- 扉の正面にエアコンが設置できるよう、エアコン用の配管穴をあらかじめ計画しておく
- 窓とエアコンが干渉しない位置関係にしておく
後付けで「位置が悪かった!」と後悔しないようにしておきましょう。
まとめ:独立個室の極狭書斎でもエアコンは推奨
1〜2畳ほどの書斎は、
冷気/熱気がこもりやすく、作業に集中しにくいため、実体験としてエアコンの必要性を感じます。
さらに、扉の配置によっては廊下の冷暖房としても十分に活用できるため、
「もったいない」という感覚も薄れます。
本記事を参考によい間取りづくりができることを願っています。
最後まで読んでいただきありがとうございました。


コメント